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ご挨拶

ご挨拶

こんにちは。

ライトアングル犬服教室の佐藤愛です。

 

ライトアングルは、犬服を作る縫製会社です。

縫製工場としてOEMなどの量産を受けたり、自社製品も作ったり、犬服教室もやっています。

その中で日々、いろんな犬服を作っている私ですが

犬服を作り始めた10年前、ミシンすら触った事もないド素人でした。

 

パターンに悩み、縫製に悩み、犬種の違いに悩み。

いろんな方々の力を借りて身に付いた、犬服作りのノウハウや知恵を

犬服教室を通して、たくさんの方々と分かち合えれば嬉しいです。

 

 

 

 

 

どうして自由に犬服を作る事ができるようになったのかと、よく聞かれるので

自己紹介しますね。

長くなりそうなので、ご興味のある方はお付き合いください。

 

大きく分けると段階があって、

ハンドメイド時代、仕事としての修行時代、現在。って感じです。

 

 

まだ10年前は、売られている犬服が少なくて。

種類もお店も、今と比べると信じられないくらい無かったです。

 

うちの愛犬は1kgと少しの小さい仔で。

病気がちだったので、服を着せてあげたいのになかなか見つからず。

それで犬服を作ろうじゃないかと、洋裁学校を出ていた姉に犬服作りを持ちかけたのが始まりです。

 

当時。病気がちの愛犬の介護もあったので家で仕事ができるし、犬服作りを仕事にできないかなぁと甘く考えてました。

私は飲食の仕事をしていたので、ミシンすら触った事がないし、姉が犬服を作って、私が売ればいいじゃないかと。

 

姉は洋裁学校を出てましたが、人間の服と犬の服って、全然違うんですよね。

だからまずは、パターン作りにとっても苦労していました。

犬服のパターン、学校では教えてくれないですもんね。

しかも姉は、オートクチュールとか、スーツとかばっかり縫っていたので

犬服によくあるニット生地は縫った事がなかったのです。

 

そんな姉はハゲができるくらい、四苦八苦していました。

そんな苦悩を近くで見ているうちに、なんだか私もやってみたくなって、

見よう見まねで犬服を作り始めました。

 

この頃作った犬服は、ガタガタのヨレヨレで

それはもう、ひどいものでしたけど。

でも自分の手で作ったお洋服を着ている愛犬たちは、

いつも以上に愛おしく可愛く見えたのを覚えています。

 

なんだかんだで、

とにかくやってみて失敗したら成功するまでやる!という超アナログな方法で

パターンを作って、縫って着せて、改善する作業を2年くらい続けたでしょうか。

犬にとって、着心地の良い服を作りたい。

これは今も変わっていません。

 

姉も私も、パターンやニットソーイングの

基本的な事やコツがわかってきていました。

この頃から、新規の犬服ブランドの立ち上げをお手伝いしたり

ショップ様からの縫製依頼などがポロポロ入り始めました。

 

だんだん仕事として認められてきたんだなと嬉しい反面

ご要望に応えられる知識と技術の引き出しが少なくて、がっかりされてしまう事も。

返品や、お叱りを受ける事もありました。

 

失敗の連続。悔しい。情けない。

この頃から犬服作りを、きちんと仕事として、本気でやっていきたいと思い始めたように思います。

 

「手作りの温かみがあっていいね」

「うちの子にも作って」

「いい趣味だね」

「縫製工場に頼んだら高いから、お宅へお願いします」

 

本気で仕事にしたいという思いとは裏腹に、趣味の域を出ず、こんな事を言われる事がとっても多くて。

きっと良い意味で言ってくださってたんだと思いますが

これで食べていきたいと思っている私には、どうにも傷つく言葉で。

 

だからここからはもう、がむしゃらです。

少しずつ、少しずつ

趣味から仕事に変わっていきました。

ただひとつ、パターンをのぞいて。

犬って、犬種によって体格が全然違いますよね。

犬種に合わせたパターン作りが、超苦手だったのです。

 

藁にもすがる思いでお客様や、ショップ様にお願いして、

とにかく色んな犬種、たくさんのワンコたちの採寸をさせてもらいました。

ご協力いただけるお客様には、オーダーサイズでお洋服を作らせていただきました。

 

 

そうこうするうちに、本気が伝わったのか、私たちにとっては大口のご依頼が入る様になってきました。

自宅の6畳の部屋に、私と姉とパートさんが数人。

ベビーロック、ふらっとろっく、職業用ミシンの合計7台。

ぎゅうぎゅうで縫って縫って。

 

縫い手が足らない・・・

元々パターンより縫製が得意な姉が、縫製に専念。

ここらへんから、パターン作りが完全に私にバトンタッチです。

お客様の採寸は、ほとんど私がしていたので、その方が都合がよくなっていきました。

数をこなした分、基本的なパターンの事や犬種の違いのパターンも、わかるようになっていました。

 

今思えば、この頃までがハンドメイド時代。

 

この後、裁断を外注でお願いしようかと考えだします。

それまでは100着でも200着でも1着ずつ、ロータリーカッターで裁断してたんですよ。

 

あちこち探して、ツテを頼って探し当てた裁断工場。

今では珍しい、創業50年の裁断専門の工場。

ライトアングル名物、金髪社長の裁断工場です。

 

最初は犬服の裁断という事に、ちょっと嫌がられました。

私は、ちょっと売れ始めて調子に乗っていたのですが

なんせここの裁断工場は、めっちゃ高価な紳士服や婦人服の裁断が主。

私の作ったパターンを見て、失笑されたのをハッキリと覚えています。

 

もう必死で

プロの仕事を教えて欲しい事、どうしても犬服で食べていきたい事など

なかば強引に一方的に話し続けやっと引き受けてもらいました。

 

「自分で裁断してみろ」

社長が出した条件。

初めて見る触る機械。延反。柄合わせ。

忙しいのに・・・やってくれればいいのに・・・と思いながらも、ゼロから教えてもらいました。

結果、撃沈。

今まで私たちがやってきた事は素人の延長でしかなかった。

生地に合わせた裁断。どうしてこんな風に縫うのか。どうしてパターンに正確さがいるのか。

縫う人が縫いやすいように、着る人や犬の着心地がいいように。型崩れしないように。

そのゴールを考えて裁断するプロの技術を見て

私は何も考えてなかったんだなと、思い知りました。

 

この社長と結婚する事になるのですが、甘い新婚生活とは程遠く(笑)

考え方から、何から何まで超スパルタで指導を受ける毎日。

プロの縫製職人やパタンナーさん、デザイナーさんや、企画会社さんや、色んな方のお力を借りながら

パターンをひき、縫って縫っての修行の日々です。

アパレルCAD、工業用ミシン。

こわごわ使っていたのが、嘘みたいになっていきました。

 

何度泣いたかわかりませんが

でも、プロの人達の中に思い切って入ったからこそ、

私もプロになれたのだと思います。

 

本当にたくさんの方のおかげで、めでたく、ライトアングル株式会社として

社長と会社を作りました。

 

今では年間5000~8000着の犬服、人間の服まで作っています。

よく悩む事は変わっていませんが・・・

 

針さえ持った事の無かった素人から、犬服作りのプロとして仕事ができるようになった事で

犬服作りの楽しさを味わってもらいたい!と2年前に犬服教室を始めました。

犬服作りが全くわからなかった10年前、犬服教室があったらなーとずっと思っていましたし。

 

犬服作りは、この大雑把な私が、ゼロから始めて出来るようになったので、誰でも必ずできると思っています。

趣味で作りたい人

仕事にしたい人

それぞれに合わせた内容で進めていく犬服教室。

ライトアングルの犬服教室の特徴です。

私の知る限りは全部、お伝えします。

 

犬服作りを仕事にしている生徒さんもたくさんいます。

売れすぎちゃって、ライトアングルに生産を依頼してくれるまで、人気になった人達もいます。

 

犬服作りにご興味のある方は、是非お越しくださいね。

教室でお会いできる事を楽しみにしています。

 

あ、

一緒に犬服作りを始めた姉も、今では縫製職人として、他社さんとライトアングルで取り合いになる程、活躍しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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